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  • 執筆者の写真岸田直樹

抗菌薬をアップデートせよ! 耐性菌に立ち向かう! 適正化の手法から新薬の使い分けまで                          -medicina(メディチーナ) 2019年 6月号 特集-


 ブログを久々に更新してみました。こっちは久々なんですが、SMA Facebookページの方でちょくちょく話題提供・更新していますので、もしよければ近況はそちらを御覧ください(SMAのHPの入り口にあります:ここクリックしていただいてもOKです)。気軽さって恐ろしいですね。。。

 さて、みなさんもご存知の医学書院の雑誌medicinaで抗菌薬特集を担当いたしました。medicinaは歴史ある内科臨床医の総合誌で、いわゆる総合診療系や研修医系の雑誌よりも各専門領域に関して深くて濃い内容が多い雑誌です。そこで、

と題して、変化の激しい感染症領域で、抗菌薬の基本から新薬の話題まで盛りだくさんにしてみました。前書きのPDFをHPでアップしてもよいと医学書院の方からご許可をいただきましたのでここに載せてます(画像もしくはこちらをクリック)。本特集のより詳しい特徴に関してはSMAのFBページでご紹介しています(長文になるので、もしよければこちらへ)。

 耐性菌の世界的驚異的拡大は全世界で総力をあげて取り組まなくてはいけない課題となっています。このままでは、2050年には年間1000万人もの人が耐性菌関連死となることが予測されています。そんなことが起こるのか?実感できない、と思う人は今は多いでしょう。ところで、予測されていて…、といえば温暖化の問題があります。北海道は今年はとてもあたたかく、近年の異常気象などからも温暖化の影響を肌で感じる時代になってきまいました。ところがこの温暖化は何十年も前から予測されていたことです。温暖化を明らかに実感するようになってきましたが、 ”皆が実感するほどになった” というのは決して良いことではありません。耐性菌問題も、それによる弊害を多くの人が肌で実感するようになる日(耐性菌によりバタバタと亡くなられる方が身近に出てくる)がそれほど遠くない未来に起こることが予測されていますが、なんとか阻止できればと思って活動しています。既に現状でも年間70万人が耐性菌関連死となっているとされます。

 予測されていて…といえば、少子高齢化人口減少問題があるでしょう。日本が抱えている未曽有の少子高齢化人口減少は極めて大きな問題で、目を背けたくなる気持ちもよくわかります。しかし、このプレッシャーはひとつのチャンスで、ここで良い意味で「医療の交通整理」ができれば、日本は大きく生まれ変われると感じます。その生まれ変わるビジョンは極めて明確です。何より、日本は可能、いや日本だからできると確信しています。日本が迎えている状況は、世界のどこにも今はありません。目標はまねるではなく、各職種が新しいものを作り上げることにあると感じます。令和にではなく、その次の時代に皆でボールを投げましょう。

写真は…

北海道では超有名な食べ物です

どこの何でしょう?

正解は写真をクリックするとでてきます…

熱々好きにはたまらない一品です

食べ物ネタの元祖は青木眞先生のブロクです(^^)


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